誕生日の花「やまぶき」
明るい黄金色を「山吹色」と言いますが、まさにやまぶきの花の色からとられたもの。
その花言葉は、「気品」とも「崇高」ともいわれる。
やまぶきは、日本全国で親しまれているバラ科の落葉低木。樹高は1-2メートルほどの
可憐なひそやかな姿は、凛として美しい。
やまぶきは、花径3-5センチほどの「山吹色」の5弁花を咲かせる。名の由来は、そよ
そよと風に枝が揺れる様子を、「山振り(ヤマブリ)」と表され、これが転じて「ヤマ
ブキ」となったとも言われている。
あまりにも有名な、太田道灌の伝説。
狩りに出かけ、雨に降られた太田道灌が、雨具を借りようと一軒の農家に立ち寄ったところ、
応対した女性は、黙って、やまぶきの枝を差し出した。
その心は、
「七重八重 花は咲けども 山吹の実の 一つだになきぞ悲しき」と。
誇り高いともいわれる山吹の花言葉。そのこころは、かの女性にも生き生
きと息吹いていた。わたしの誕生日5月4日の花「やまぶきは」大好きな花
です。
