花言葉をください

ある日、あたしは仲の良い男友達に呼び出されました。
いつもと違う雰囲気に、大きな紙袋を抱えて、
彼は待ち合わせの場所に現れました。
当時あたしは好きな人にふられたばかりで、
彼によく相談していました。
彼は紙袋から白薔薇の花束を取り出し、
あたしに渡しました。
「これ、俺の気持ちだから。」
とぶっきらぼうに言い、彼はその場を去りました。
花束には花言葉が書かれたカードがついていました。
「私はあなたにふさわしい」
それは口下手な彼の精一杯の告白でした。
普通、愛の告白は赤い薔薇なのに、
彼の純粋な真っ白な気持ちと花束に感動し、
今はお付き合いしています。
これが彼とあたしの本当にあった、はじまりの物語です。