桔梗の花言葉

今調べたら、こう記されていた。
懐かしい・・・桔梗の花は、子供のころから好きな花であった。
桔梗の花に惹かれた切っ掛けは、たしか・・母の浴衣ではあるまいか。
「お母さん、これなんていう花?ぼく・・この花大好き!」
「この花は桔梗って言うのよ、お母さんも大好きな花よ」
白地にやはり白い大きな格子柄、その格子を支えに見立てたような・・・・
記憶に映画のような紗がかかっているが、たしか薄紫の桔梗と紫露草が
染めてあったと思う。美しい母で、近所でも有名だった。
父も美男で二人が浴衣で、夏の夕方に街へ出かけるとき、
私はその間に挟まれ、両親を見上げた。些か映画のような光景だが、
子供心にも優越感に浸る。美男美女の夫婦の子供として、行き交う人の
視線を浴びる快感。生意気にもませた子供であったのだろう。
母は着物を良く着て出かける、父がとてもそれを喜んだから。
桔梗柄の着物も、季節に合わせ帯と対で好んで着ていた。
今でも桔梗の花を見ると、亡き両親を思い出し、胸の奥が痛くなる。
白地に白格子の桔梗の浴衣、父はやはり白地に細かい井桁の絣。
苦労もなかった、子供時代の思い出が、桔梗の花と重なり懐かしい。